303系

303系は筑肥線・福岡市営地下鉄直通用として製造された通勤型電車です。下山門-筑前前原間複線化に伴う増発用として1999年から2002年にかけて3編成が製造されました。片側4つ扉を持つステンレス製ボディは前面が黒、前頭部及び客室扉が赤く塗られてアクセントになっています。国鉄分割民営化後、JR九州で初めて製造された直流型電車で、地下鉄線内ではATO搭載により自動運転が可能になっています。またIGBT-VVVFインバータ制御装置の採用により省エネ運行が可能です。車内は落ち着いたグレートーンのオールロングシートで、2003年にクハ303にトイレが設置されました。 ホームドア用機器の設置などの改造を受けながら、2023年現在も活躍を続けています。