ED72形

ED72形交流電気機関車は鹿児島本線、門司港-久留米間の電化開業用として製造された旅客用機関車で試作機(1,2号機)を基本として1962年から22両が登場しました。九州地区の客車は蒸気暖房方式を採用しており、ED72にも蒸気発生装置(SG)が搭載されました。このため車体長が長くなり中間台車(TR100A)が使用されたB-2-Bの軸配置となりました。18,19,20号機は蒸気発生装置と床下の水タンク、油タンクが撤去され死重が積まれました。3両はED73と共通運用になり貨物列車及び電源車がある20系客車を牽引しましたが1982年には全車廃車となっています。