ED77形

ED77形電気機関車は国鉄が1967年より製造した交流用電気機関車です。軸重が制限される亜幹線用に製造されたサイリスタ制御式の機関車で、磐越西線電化開業用に1~14号機が1967年に、15号機が1970年に製造されました。1965年に登場したサイリスタ制御式の試作機ED93を基に製造された量産車ですが、重連運転ができるように正面は貫通式となり、重連総括制御装置が装備されました。中間台車は幹線、亜幹線で共通使用できるように軸重を14~16.8tのうちの4段切替方式となっています。福島機関区に配置され磐越西線などで客車列車や貨物列車に使用されましたが、ED75に置き換えられて1993年までに廃車となりました。